アンソニー・ルイス著『タロット 基本のリーディング大全』を開いてみると……。

アンソニー・ルイス(Anthony Louis)
精神科医として豊富な臨床経験を持ち、タロットをはじめとするさまざまな占術の研究に30年以上にわたり取り組んでいる。占星術や占術の講義を国内外で行い、『American Astrology』『The Mountain Astrologer』『The Horary Practitioner』などの雑誌にタロットや占星術、その他の占いに関連した記事を寄稿している。著書には、『ホラリー占星術』(駒草出版)、『完全版タロット事典』(朝日新聞出版)などがある。

1枚目(過去)……小アルカナの「カップの3」(逆位置)。

「過去のカードは、現状に至るまでの出来事や感情について、何らかの重要な側面を示す」とあります。

逆位置の「カップの3」のメインテーマは、「良いことがありすぎる。自己満足」。

【キーワード&フレーズ】には、過度のぜいたく、有害な過剰、中毒、他の人と一緒になる機会がない、快楽主義、肥満、自分本位、感情に流される……とあります。ギクッ!

「すぐれない健康状態、自分の能力を発揮できない」というのにも、思い当たるふしが……。

まさに数日前の深夜、欲望のままにたくさんお菓子を食べて後悔しました。翌日は体調が悪く、冷や汗が出るほど胃が痛くなって、仕事にも差し支える、という事態に陥っていたのです。また、昼間、服を買いに出かけたと書きましたが、家に帰って自分でもびっくり! 注文した覚えのあるような、ないような、たくさんの宅配物(中には洋服や靴が……)が届いていたのです。

的中! なのかどうかは置いておいて、とにかくカードに反省するよう促されたのは否定できません。

【キーワード&フレーズ】にある言葉を借りれば、「他の人と一緒になる機会がない空虚さと育児ストレスから欲望に流され、判断力を失い、過度のぜいたくをしていた……」と言えるかも。

【アドバイス】には、「過度の官能的快楽があなたの幸せや健康を害する要因になっていると警告しています」「良いものを手に入れすぎると代償を払うことになりかねません」とあります。最近、運気が上がりつつあるような嬉しい出来事が続いたのですが、それで調子に乗って買いすぎていた側面もあるかもしれません……。

2枚目(現在)……小アルカナの「ペンタクルの6」(正位置)。

「現在」のカードは、現状に至るまでの出来事や感情について、何らかの重要な側面を示しているそうです。ここで出たのは、正位置の「ペンタクルの6」。

気になったのは、「他人を助ける、物質的利益、健全な金銭管理、あなたの才能、時間、お金を与えること、昇進」というキーワードです。

これは、仕事で初めての役割を引き受けたことを意味しているのかも。でも、これは人を助けるというよりも、むしろちょっとした打算あってのことでした。なので、いまいちこの解釈はしっくりこない気もします。

ペンタクルのカードは、番号にかかわらず、お金や現実、物質に関することについて示されることが多いようです。私の引き受けた役割とお金の管理というのはあまりリンクしません。だとすれば、このカードが示しているのは我が家の家計管理のこと?

1枚目のカードにあるように、「過去」の散財を反省することで、健全な金銭管理ができるようになるなら、それにこしたことはありません! が、そんなに簡単にいくかどうかには疑問が残りました。なぜなら散財した洋服の支払いは、現在ではなく来月だからです。

3枚目(未来)……大アルカナの「魔術師」(逆位置)。

「未来」のカードは、考えている事柄について、この先どういう可能性があるかを示します。

逆位置の「魔術師」の【キーワード&フレーズ】には、「見せかけの専門知識、弱点、利己的な行動、遅れ、チャンスをつかむのをためらう、間違いを冒す、過去の失敗から学ばない、過度の傲慢さ」などがあります。

【アドバイス】を読むと、「何らかの理由であなたは自分のスキルや才能を目標達成のために活かせていません」「力不足を感じており、行き過ぎた物質主義を改め、自分の利益になることをだけを考えないようにしましょう」とありました。

これは何を示しているのか判断が難しいですが、今日の出来事でいえば、引き受けた仕事での役割を務めるのに内心不安がある、もしくは自分の弱点が浮き彫りになる、もっと勉強する必要があるというようなことでしょうか。とりあえず、来週の打ち合わせでは傲慢に映るような態度は決してとらないように気をつけたいと思います。

もうひとつ思い当たるとしたら、この日、別の仕事の打診を断ってしまったので、そのことを示唆しているのかもしれません。自分の力不足の他に、生活スタイルが大きく変わることに思いきりがつかなかったというのが主な理由ですが、これは果たして間違った判断だったのでしょうか……。あるいは、過去の失敗から学ばず、私はまた散財を繰り返してしまうのか……。

そして、シャッフル中に飛び出してきたカードも解釈の手助けに使うことにしました。解釈に少し悩んだ2枚目、3枚目のカードの意味を明確にするのに役立つといいのですが。

「カップの7」(正位置)の気になる【アドバイス】は、「選択肢が多すぎ、考えがあまりに混乱していて、最良の選択ができないかもしれないことを警告しています」「じっくり時間をかけて、より多くの情報を得るのが賢明でしょう」。

もう1つは、「1つの目標に集中して努力することが必要」というもの。

目標……それが何なのか、自分の中でいまいち定まっていないことが、あらゆる問題の根源にあると、ずばり指摘されたような気がします。

カードを3枚使ってのタロット解釈は、なかなか難しかったです。

「今日の一日は?」という漠然としたものではなく、より具体的な悩みや問題を尋ねたほうが、出たカードを解釈しやすいのかしれません。とはいえ、今はまだ修行中の身、カードに慣れるために、しばらくは毎日のタロットを続けます!