小型株集中投資で築いた資産をもとに、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした『投資をしながら自由に生きる』の著者が、「お金と時間の自由」を最速で得るための秘策を伝授! 最小限の時間で場所にも縛られず、極めて自由度が高い状態で仕事を楽しみしながら、経済的自由を謳歌するたった1つの方法を徹底指南する。

【集中投資でFIREした元会社員が教える】<br />ビットコインやイーサリアムは<br />投資なのか投機なのか?イラスト:伊藤ハムスター

仮想通貨は投資か投機か

投資か投機かの判断は、何に投資するかという「投資対象」だけではできません。

一般的には投機に分類されるFXも、レバレッジをかけた短期的な売買ではなく、リスク分散を目的とした中長期的な保有であれば、投資になり得ます。

また、価格変動が激しい仮想通貨も投機の対象になりがちですが、未来の需要を予測して中長期的に保有するならば、投資になり得ます。

このように「投資対象」は同じであっても、短期的な価格変動に対してお金を投じるのか、中長期的な価値の上昇に対してお金を投じるのかによって、投機にも投資にもなり得るのです。

これはFXや仮想通貨に限らず、株式も同じです。同じ株式を対象にしても、1日中株価チャートを眺めて短期売買すれば投機ですが、中長期の企業価値を評価して売買すれば投資です。

「投資」の例
●会社が成長していくことを期待して株式を保有
●金融資産を日本円だけで保有していることのリスクヘッジとして米ドルやユーロを保有
●法定通貨の信用低下へのリスクヘッジとして「ビットコイン」を購入
「投機」の例
●デイトレードなどの短期売買で利ざやを狙う
●好決算を期待して決算発表の前日に株式を購入
●いまがチャンスと目先の利益を目的に「ビットコイン」を購入
●レバレッジをかけて四六時中チャートを見ながらFX取引