小型株集中投資で築いた資産をもとに、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした『投資をしながら自由に生きる』の著者が、「お金と時間の自由」を最速で得るための秘策を伝授! 最小限の時間で場所にも縛られず、極めて自由度が高い状態で仕事を楽しみしながら、経済的自由を謳歌するたった1つの方法を徹底指南する。

【集中投資でFIREした元会社員が教える】<br />お金が貯まる投資家と貯まらない人の決定的な違いイラスト:伊藤ハムスター

価値>価格が本当に安い買い物

このように考えると、「お金は使えば使うほど増える」というのは、「価格」よりも「価値」が高いものを買った場合に限ることがわかります。

多くの消費者は、「価格」だけを見て高いか安いかを判断しますが、賢明な投資家は価格よりも価値が高いものを「安い買い物」、価格よりも価値が低いものを「高い買い物」と判断します。

賢明な投資家の判断基準に、「価格」の高低は関係ありません。たとえ価格が100円でも、それ以上の価値を感じなければ絶対に買いませんし、たとえ価格が1000万円でも、価格を大きく超える価値があると思えばときには借金をしてでも購入します。これが「お金は使えば使うほど増える」という言葉の真意です。

これは本を買うときも同じです。せっかく買ったのに、まったく読まずに本棚に放置してしまったら、本から得られる価値はゼロです。通読したのに得るものがなかった場合も、価値はほぼゼロです。そうなってしまうと、せっかくお金を払って本を買っても、お金と時間の浪費になってしまいます。

一方、本を読んで、1つでも役立つヒントを得て、それを実際に行動に移し、自分の未来をよくすることにつなげられたら、その本の価値は価格の何千倍、何万倍にも大化けする可能性があります。

【集中投資でFIREした元会社員が教える】<br />お金が貯まる投資家と貯まらない人の決定的な違いイラスト:伊藤ハムスター

何かを購入するとき、「この商品からどんな価値を得られるだろうか」「このサービスから得られる価値をいかに最大化しようか」という視点で購買判断をするようにしてみてください。その視点を持つことで、「お金を使えば使うほど増える世界」への仲間入りを果たすことができるのです。