ほんのちょっとしたものですが、社員の家族からの会社に対するエンゲージメント(深く関わる気持ち)も高く、社員は、奥さまや旦那さん、ご両親から、しっかり働きなさいよ、と、おしりを叩かれる始末。「超」戦略的な聴く技術、ここに極まれり、です。

地位が上がり謙虚さを忘れると
人はいつしか離れていく

 立場が上がっていくと、人はつい謙虚さを忘れてしまい、傲慢に振る舞うようになることがあります。

 それまでは謙虚に努力をしていた人でさえ、立派な肩書きがついたり、地位についたりすると、知らず知らずのうちに慢心し、えらそうな人間になってしまうことがあります。自分を必要以上に誇示したり、自分の意見を強引に通そうとしたり、人の意見をバカにしたり……。

 そのような姿をさらしていては、

「えらそうになったな」
「感じが悪いな」
「いやなやつだよね」
「なんかカチンとくるんだよね」
「ムカつくよね」
「ああはなりたくないね」

 なんか変わっちゃったよね……と、まわりから人が離れていくのは必然です。

 そうなれば、仕事人生は衰退の道をたどることになっていきます。

 誰の意見に対しても、謙虚な姿勢を持って耳を傾ける。それは、何倍もの利益となって、自分に返ってきます。