米投資会社インベスコが電気自動車(EV)に使用される金属を対象とする上場投資信託(ETF)を立ち上げる。エネルギーシフトに関わる商品(コモディティー)と製品への投資意欲の高まりが背景にある。インベスコによると、新ファンド「Invesco Electric Vehicle Metals Commodity Strategy No K-1 ETF(EVMT)」はEVなどクリーンエネルギーの分野で需要の大きいコバルト、銅、ニッケル、アルミニウムといった金属の価格に連動する金融商品の先物契約などを運用対象とする。化石燃料からのシフトに関連した商品ETFの第1号になるとみられるという。EVに投資する既存ファンドは金属の価格に直接連動する資産ではなく、電池メーカーや金属メーカーの株式で運用する例が多い。