ウクライナとの国境に近いロシアの弾薬庫で再び火災が発生した。ロシアではこのところ、ウクライナとの隣接地域にある軍施設で火災が相次ぎ発生しており、ロシア軍への補給線に支障が出る可能性がある。現場はウクライナ国境から15マイル(約24キロ)に位置するベルゴロド州の弾薬庫で、27日早朝までには火は消し止められた。ベルゴロド州のグラドコフ知事が明らかにした。ロシア当局によると、ウクライナに近いクルスク、ボロネジ両州でも爆発があった。両州の知事は防空システムが27日早朝にドローン(小型無人機)を撃墜したと話している。ロシアではここ数週間、ウクライナ東部に隣接する地域で似たような火災が相次いでいる。ロシア軍は目下、ウクライナ東部を支配下に置くことを目指し進軍している。ロシア当局者によると、ウクライナのヘリ2機が4月1日、ベルゴロドの石油貯蔵施設を攻撃した。25日には、ブリャンスク州でも燃料補給廠(しょう)で火災が発生している。