――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株価から泡が抜けた。コストインフレが加速し、ハイテクブランドになろうとする野心と足元の現実とのギャップが一段と明らかになったことが背景にある。割安株を目当てにする投資家は、これを買いの好機とみるかもしれない。  GMが26日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、販売価格の高止まりを追い風にアナリスト予想を上回った。半導体不足が和らぐ中で売上高は前年同期をわずかに超えたが、増収の原動力となったのは平均販売価格だ。