米アマゾン・ドット・コムが28日発表した1-3月期(第1四半期)決算は売上高が7%増にとどまり、約20年ぶりの低成長となった。コロナウイルス感染流行中はオンライン販売が急増し、アマゾンは驚異的な成長を遂げていた。だが、このところはインフレ高進や全米の労働力不足、サプライチェーン(供給網)問題への対応に追われる中、そうした勢いが失われていた。1-3月期の売上高は前年同期の1085億2000万ドルから1164億4000万ドルに増加した。前年同期は44%の増収を記録していた。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は1164億5000万ドルだった。純損益は38億ドルの赤字(前年同期は81億ドルの黒字)、1株損益は7.56ドルの赤字となった。アナリスト予想は1株当たり8.35ドルの黒字だった。