アップルが28日発表した1-3月期(第2四半期)決算は、創業46年の社歴の中でも指折りの好調な内容となった。売上高は9%増の973億ドルで、市場予想の940億ドルを大きく上回った。1株利益は前年同期の1.40ドルから1.52ドルに増加。市場予想の1.42ドルを上回り、1-3月期としては最高を記録した。ハイテク・自動車業界に大きな混乱をもたらしているサプライチェーン(供給網)の制約をうまく乗り切っていることが、アップルの好業績を支えている。ティム・クック最高経営責任者(CEO)はこの日行ったインタビューで「供給網の足かせは昨年10-12月から著しく低減された」と明かした。売上高はアップルが1月に示していた予想に一致した。同社はその際、年末商戦に当たる昨年10-12月からは伸びが縮小するが、1-3月期としては過去最高になるとの見方を示していた。昨年10-12月は新型「iPhone(アイフォーン)」、パソコン(PC)「Mac(マック)」、タブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売が好調で、売上高、利益ともに過去最高を記録していた。
アップルの快走続く 1-3月売上高・利益とも予想超え
有料会員限定
あなたにおすすめ