米半導体大手インテルが28日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、新型コロナウイルス禍で追い風を受けていたパソコン(PC)需要の低下が響き、減収となった。売上高は7%減の183億5000万ドルで、市場予想を下回った。純利益は81億ドルだった。PC向け半導体部門の売上高は13%減の93億ドル。4-6月売上高についても、PC販売の減速に加え、中国のコロナ封鎖措置やロシアのウクライナ侵攻が個人消費に与える影響が不透明だとして、慎重な見通しを示した。インテルは同日の通常取引を約3.5%上昇して終えた後、決算発表後の時間外取引で5%余り下落している。