――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  トヨタ自動車と日産自動車は今後の道筋について、米国の自動車メーカーより多くの警鐘を鳴らしている。だが、それは誤解を生みかねない。日本勢は実のところ、米国勢よりうまく乗り切れるかもしれないからだ。  日産は2023年3月期の営業利益が2500億円になるとの見通しを示した。これは22年3月期とほぼ同水準だ。ファクトセットによると、足元のアナリスト予想は3160億円となっており、引き下げられる可能性がある。日産は12日の取引終了後に決算を発表した。