ロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナ征服の試みの背景には多くの妄想がある。その最大のものの1つは、この戦争が北大西洋条約機構(NATO)を弱体化させるという想定だった。侵攻後、この同盟はより一体化され、今では冷戦の真っただ中でさえ加盟しなかった国々を受け入れようとしている。フィンランドの大統領と首相は12日の声明で、「NATOへの加盟はフィンランドの安全保障の強化につながる。加盟国として、この防衛同盟全体を強化する」と強調。「フィンランドは遅滞なくNATO加盟を申請しなければならない。この決定を下すために依然として必要な国内措置が、今後数日内に速やかに取られることを望む」と述べた。