マスク外す?政府がOKでも「世代間ギャップ」と個人差でもう一波乱か写真はイメージです Photo:PIXTA

厚労省からマスク着用緩和のお達しが出て、市街でも「そろそろいいのでは」という空気が広まりつつある。しかし一方で、若者世代はマスクの継続着用を望む声が強いようだ。(フリーライター 武藤弘樹)

熱中症対策を兼ねて
ついに出された「マスク着用緩和」のお触れ

 5月20日、厚生労働省は各自治体に向けて「マスク着用の考え方」についての事務連絡を発信した。

 これによると、「従来通りの感染対策を行っていく」とした上で、マスクを外していいケースとして「屋外で、相手と距離(2メートル以上)」がある」「屋内で、密でなく、会話を行わない」「2歳以上の未就学児(2月のオミクロン株対策前の段階に引き戻す)」(※2歳未満はこれまでもマスク着用を勧めていない)が挙げられた。

これから夏が始まるので、熱中症対策を見据えての側面もあるようである。
 
 厚労省はリーフレットを作成するなどして、マスク着用緩和に向けて動き出しているが、上記の初動となる事務連絡から約1週間が経過した今、屋外でマスクを外して歩いている人はまだほとんど見かけない。
 
 今後どのような経緯をたどればマスクは外されていくのか、すでにマスクを外している人たちはいるのかなどについて、世代別に異なるマスク着用への意識に触れながら考えてみたい。