ウクライナ侵攻の初期段階で、数百人規模のロシア兵が戦闘から逃げ出すか戦闘に加わるのを拒否していたことが、ロシア軍の文書や兵士・弁護士への取材で分かった。軍事専門家やウクライナ当局者は、そうした兵士の数はもっと多いと話している。米国防総省のある高官は4月、ロシア軍は侵攻当初、大きな失敗を重ね、数千人の兵士が死傷したと述べていた。投入した軍装備の推定4分の1を失ったという。加えて、ロシア軍兵士や内務省の所属部隊、国家親衛隊の間で脱走や不服従の動きが広がったことも問題を悪化させている。軍事専門家らによると、ロシア当局は任務を放棄した兵士らに対し世間の注目を集めることなくどう処分を下すかを巡り、厳しい状況に追い込まれている。ロシア軍は人員が不足しており、ウクライナでの戦況を改善するために兵士を募っている。
ロシア兵数百人が参戦拒否、軍文書で判明
処罰で注目を集めたくない当局
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