米連邦公開市場委員会(FOMC)が15日発表した政策判断に関する声明は次の通り。全般的な経済活動は1-3月期に若干鈍化した後、勢いを増したようだ。ここ数カ月の雇用の伸びは堅調で、失業率は低水準にとどまっている。パンデミック(新型コロナウイルスの世界的大流行)に絡む需給の不均衡、エネルギー価格の上昇、幅広い物価圧力を反映し、インフレ率は高止まりしている。ロシアによるウクライナ侵攻は途方もない人的・経済的苦しみをもたらしている。この侵攻と関連事象がインフレを一段と押し上げる圧力を生み出し、世界の経済活動の足かせとなっている。さらに、中国での新型コロナウイルス禍に伴うロックダウン(都市封鎖)がサプライチェーン(供給網)の混乱に輪をかけるとみられる。委員会はインフレリスクを注意深く観察している。