禁煙しようとしている米国人の選択肢は、ペン型電子たばこ(ベイプ)かニコチンパウチ、もしくは、もっと最近になって発売された加熱式たばこスティックのいずれかになる。どれが選ばれるかという点に、たばこ会社の社運がかかっている。米国では現在、たばこ代替品としてはベイプが最も人気だ。米レイノルズ・アメリカンの親会社で、「ラッキーストライク」などのブランドを抱える英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は、最近行った決算発表の電話会見でこの傾向は今後も続くとの見通しを示し、米国で加熱式たばこ製品が大量に売れることはないと述べた。BATは米食品医薬品局(FDA)に加熱式たばこスティック「グロー(Glo)」の発売許可を申請中だが、同社幹部によると、これは米国での需要に強気な観測を持っているからというよりも、主に海外の規制当局への影響力を狙ったものだという。
たばこ代替品の競争、米国で過熱
電子たばこが加熱式たばこより人気な米国だが
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