スリランカのラニル・ウィクラマシンハ首相は22日、負債を抱える同国経済は完全崩壊に直面していると述べた。スリランカ国民は2桁のインフレ率、計画停電、深刻な食料・医薬品不足に何カ月も耐えてきた。ウィクラマシンハ氏は、差し迫った経済危機を回避するためには国際通貨基金(IMF)による救済が唯一の選択肢だと述べた。「われわれは今、燃料、ガス、電気、食料の単なる不足を超えた、はるかに深刻な状況に直面している」とし、「われわれ経済は完全な崩壊に直面している」と語った。スリランカは先月、史上初の債務不履行に陥った。IMF代表団が20日に同国に到着し、金融支援の可能性について話し合いを始めた。今週、当局は燃料節約のため、学校と重要でない政府サービスを2週間停止する措置を講じた。