仕事がつらすぎて定年まで働くなんて無理……そうだ、生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資を始めた『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。
年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! いつ会社を辞めてもお金に困らない状態になり、かえって仕事は順調に。ますます資産も増えたが、すっかり会社を辞める気がなくなってしまった。そんな投資も仕事も絶好調の弐億氏が、忙しい会社員でも再現性が高い「100の実践ノウハウ」を本書で徹底公開する。

※本稿は、『割安成長株で2億円 実践テクニック100』より一部を抜粋・編集したものです。

【現役サラリーマンが株式投資で2.5億円】“2億円を貯めた”弐億貯男の大胆にして堅実な投資金額の上限とは?イラスト:福田玲子

「10倍株狙い」と「2倍株狙い」
の両輪で資産を増やす

ここ5~6年の私の投資スタイルは、5倍~10倍株を狙う銘柄と、プラス30~100%(2倍株)を狙う銘柄を組み合わせるもの。仮に、前者を「10倍株銘柄」、後者を「2倍株銘柄」と名づけましょう。

証券口座内の10倍株銘柄と2倍株銘柄の含み益は半々くらいですが、銘柄数では「3:7」から「2:8」で2倍株銘柄のほうが多いです。10倍株銘柄は現在1~2銘柄。株価が10倍近くまで上がるかもしれないと期待の持てる銘柄は滅多にないのです。

私は、10倍株銘柄を極力売らずに保有しつつ、2倍株銘柄で利益確定をくり返し、それを再投資することで、さらに資産を増やしてきました。

1銘柄あたりに突っ込む
投資金額の上限は?

私が1銘柄に投資するのは、10倍株銘柄で最大500万円、2倍株銘柄で300万~400万円程度。それも株式資産が1億円を超えてからの話であり、それ以前は1株あたりの投資額はもっと少なく抑えていました。

銘柄数が増えすぎて1銘柄あたりの投資額が少なくなると、大きくは儲けられません。逆に、銘柄数を抑えた分だけ1銘柄あたりの投資額を増やしすぎると、大きなリターンが望める半面、リスクをともないます

ですから、仮に10倍株銘柄として有望だと思っても、私は1000万円も2000万円も突っ込みません。思惑が外れると、大きな損失を被るからです。

相場の暴落に備えて
現金買付余力を残しておく

1000円で買った10倍株銘柄と2倍株銘柄の企業が、思惑通りに業績が伸びたものの、株価1100~1200円とまだ割安と感じられる水準で推移していたら、買い増しをすることもあります。それでも、前述の投資水準を超えて買い増しをすることはありません。

1株あたりの投資額を増やせる資金的な余裕があっても、それを現金買付余力として残して相場の暴落などに備えつつ、新しい10倍株銘柄と2倍株銘柄を仕込むための資金として活用しているのです。

『割安成長株で2億円 実践テクニック100』では、弐億貯男氏の投資テクニックを他にもたくさん紹介しています。