米俳優のジュリア・ロバーツが1999年に映画「ノッティングヒルの恋人」の先行上映会に登場し、きらめく赤いドレスの下から脇毛をのぞかせた際、いずれ興行収入が英国映画史上1位となるラブコメ作品に関するニュースよりも、彼女の体毛に関する議論が話題をさらった。「ジュリア・ロバーツが観衆にあいさつした際、毛皮が舞った」。米コロラド州デンバーの地元紙デンバー・ポストはこう報じた(訳注:英語の「毛皮が舞う」という表現には「騒ぎを起こす」という意味もある)。英大衆紙サンは(映画「プリティ・ウーマン」にかけて)「ピティ・ウーマン(気の毒な女性)」と見出しを打ち、読者に電話で感想を寄せるよう呼びかけた。(ジュリア・ロバーツは当時、ラジオパーソナリティーでコメディアンのハワード・スターンに対し、この騒ぎは理解できないと語っていた。現在はコメントを控えている。)