米メーン州ポートランド近郊にあるレオナ・オセアニアさん(52)の自宅を訪れた人は、リビングルームの一角にある松材の本棚に気づくかもしれない。白い電飾オーナメントを取りつけた本棚には、マーク・トウェインやエドワード・ゴーリーなどお気に入りの作家の本が整然と並べられ、ドクロの入ったスノードームなどの雑貨も配置されている。来客はこれを「じっくり眺めることが多い」と、市の公共事業部門の管理者であるオセアニアさんは言う。彼らがその多様な用途を一瞬で理解するのは難しそうだ。スウェーデンの家具大手イケアの店舗で購入した本棚だと思うかもしれない。だが最終的にこれは棺おけとして使われる。棚板は簡単に取り外せる設計で、いつの日か、本棚の2つの部分がちょうつがいで接合され、オセアニアさんの永眠する場所となる。
DIYで終活、棺おけを手作り
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