――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の国内総生産(GDP)が再びマイナス成長となった。だが、米経済がリセッション(景気後退)入りしたと解釈しなくても、状況が良くないと考えることはできる。  米商務省が28日発表した4-6月期(第2四半期)GDPは年率0.9%減少した。1.6%減のマイナス成長となった1-3月期と同じく、見た目ほどひどくないのは確かだ。企業は在庫積み増しペースを再び落とし(これはより少ない生産量で需要を満たすことができることを示す)、GDPの伸びを2ポイント下押しした。