コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、4〜6月度のその他サービス編だ。
コロナ前から「既存店売上高2.5倍増」!
超優秀な勝ち組企業はどこ?
その他サービスの主要4社が発表した4〜6月度の月次業績データは、以下の結果となった。
◯タイムズ(パーク24)のパーキング業績
4月度:前年同月比105.7%(5.7%増)
5月度:同115.1%(15.1%増)
6月度:同108.7%(8.7%増)
◯QBハウス(キュービーネットホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
4月度:前年同月比110.2%(10.2%増)
5月度:同109.1%(9.1%増)
6月度:同107.4%(7.4%増)
◯スタジオアリスの国内売上高
4月度:前年同月比97.4%(2.6%減)
5月度:同104.9%(4.9%増)
6月度:同90.9%(9.1%減)
◯キーパー(KeePer技研)の既存店売上高
4月度:前年同月比123.2%(23.2%増)
5月度:同122.7%(22.7%増)
6月度:同143.4%(43.4%増)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、業績を前年同月比の数字のみで評価するのが難しい企業は多い。コロナ禍という特殊要因による需要激減や特需が起こり、翌年にその反動増や反動減で数字が大きくぶれるからだ。
そこでコロナ前の業績と比べることが実態を知るのに役立つのだが、コロナ前と比べて業績が2.5倍に膨れ上がっている超勝ち組企業が上記の中にいる。それはどの企業なのか、当ててみてほしい。