米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は7日、iPhone(アイフォーン)とグーグルのアンドロイド端末のユーザー間に横たわる大きな溝を解消する望みを打ち砕いた。アップルのメッセージアプリ「iMessage(アイメッセージ)」では、テキストメッセージの吹き出しの色が青色になり「ブルーバブル」と呼ばれるが、メッセージがアンドロイドフォンから送信された場合には、吹き出しが緑色の「グリーンバブル」となる。アップルのユーザーは、チャット内にいるアップル以外のユーザーを「緑の泡」とみなし、一部のグループ内では社会的に不名誉な扱いを受けることもあるという。アルファベット傘下のグーグルは、そうしたアンドロイドユーザーの不名誉を解消するためにも、より強固で業界全体に共通なチャット機能を持つ通信プロトコルを採用するようアップルに求めてきた。
アップルCEO、メッセージアプリの互換性問題に消極姿勢示す
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