――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  インフレによって米国人の消費支出が減っていると思うなら、金利上昇が今後どんな影響を及ぼすかを見るべきだ。  米商務省が9月30日に発表した8月の個人消費支出(PCE)は0.4%増と、前月の0.2%減からプラスに転じた。ただ、同じく連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標であるPCE物価指数も、8月に0.3%上昇した。つまり、インフレ調整後の実質消費支出は0.1%増にとどまった。