ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、西側諸国の政財界リーダーに向け、国土再建のためのさらなる経済支援を求めた。ゼレンスキー氏はベルリンで開催された「ウクライナの復興・再建・近代化に関する会議」冒頭でリモート演説し、「ロシアは全てを破壊する」と述べ、経済支援は「あすではなく今必要だ。家や学校、発電所の再建が急務だ」と訴えた。ウクライナのデニス・シュミハリ首相は、戦争によって自国経済の少なくとも35%が消失したとした上で、170億ドル(約2兆5300億円)の支援を直ちに実施するよう西側諸国に要請した。さらに、欧州連合(EU)執行機関の欧州委員会と米国に対し、2023年にそれぞれ毎月15億ドルを支援するよう求めた。