米マイクロソフトが25日発表した7-9月期(第1四半期)決算は、減益となり、売上高の伸びも鈍った。パソコン(PC)販売の急激な落ち込みにより、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の需要が減退し、クラウドなど法人向けサービスの需要を一部打ち消した。売上高は前年同期比11%増の501億ドル、純利益は14%減の176億ドルとなった。ファクトセットがまとめた市場予想は売上高が496億6000万ドル、純利益が173億6000万ドルだった。ウィンドウズの売上高は15%減。PC販売は今年、コロナ特需から一転して大きく冷え込んでいる。クラウドコンピューティング基盤「アジュール」を含むクラウド関連の売上高は35%伸びた。ただ、増収率はここ1年で低下傾向にある。