米グーグルを傘下に持つアルファベットが25日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、売上高がおよそ2年ぶりの低い伸びにとどまった。ネット広告の低迷が響いた。売上高は前年同期比6.1%増の691億ドル。伸びは新型コロナウイルス流行で広告が大きく落ち込んだ2020年4-6月期(第2四半期)以来の低さで、市場予想にも届かなかった。前年同期は41%の増収を確保していた。純利益は26.5%減の139億ドル。決算発表を受けて、時間外取引で同社株価は5%余り下落した。ネット検索事業の売上高は4.3%増の395億ドル。グーグルのユーチューブ向けの広告収入は0.2%減の71億ドルと、アルファベットが2020年に同部門の決算発表を開始して以降、初のマイナスとなった。