米プライベートエクイティ(PE)投資会社カーライル・グループの元幹部が設立した投資会社が、韓国たばこ大手KT&Gの少数株式を取得し、事業の見直しと朝鮮人参事業のスピンオフ(分離・独立)を求めていることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が閲覧した書簡で明らかになった。2011~19年にカーライルの韓国事業の責任者を務めたサンヒョン・リー氏は現在、シンガポールのアクティビスト投資会社フラッシュライト・キャピタル・パートナーズを運営している。事情に詳しい複数関係者によると、フラッシュライト・キャピタルはKT&Gの株式保有率をおよそ1%まで増やしている。書簡によれば、フラッシュライト・キャピタルはKT&Gの幹部と半年にわたる非公式の協議を行っている。ファクトセットによると、同社は韓国有数のたばこ販売会社で、時価総額は約85億ドル(約1億2580万円)相当に上る。