ダイヤモンドは永遠だが、その地位はそれほど長く続かないかもしれない。コモディティー化されたダイヤモンドの現物取引が9月に始まり、電子取引所を運営するダイヤモンド・スタンダードは来年、ミネアポリス穀物取引所で先物取引の開始を目指している。同社は商品ファンド投資の指針となる指数にダイヤモンドを組み入れる計画を進めており、さらに上場投資信託(ETF)の導入も考えている。ダイヤモンド・スタンダードの創業者で最高経営責任者(CEO)のコーマック・キニー氏は「これが、われわれの事業に初期段階から資金を出してくれた投資家らが待ち望んでいた転換点だ」と話す。同社は1週間に約1万個のダイヤモンドを購入し、価格が同等になるよう組み合わせてプラスチックのケースに分けて投資家に販売している。
ダイヤモンドを投資商品に、流動性が課題
数個のダイヤをまとめて価格を一定にコモディティー化
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