スイスの金融大手クレディ・スイス・グループは証券化部門を米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント(ピムコ)と米資産運用会社アポロ・グローバル・マネジメントに売却することで合意に近づきつつある。米市場からの撤退の一環。事情を知る複数の関係者が明らかにした。  クレディ・スイスは27日、売却の詳細に加え、戦略変更計画を巡るその他の措置を発表する予定。証券化部門は高収益を上げていたが、同社の幹部らは7月、同社が描く将来の組織形態にそぐわないと述べていた。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、有力な売却先として二つのグループが浮上していると報じていた。