米民主党が連邦議会で辛うじて維持する過半数が危険にさらされる中、一部の著名な民主党員らは中間選挙の候補者に対し、高インフレと経済不安に正面から向き合い、国民が直面するコスト高を抑制しようとする試みを共和党が妨害しているという構図を強調するよう求めている。民主党は人工妊娠中絶の権利回復やドナルド・トランプ前大統領による民主主義制度への攻撃に重点を置き過ぎた結果、有権者が生活費の高さに苦しむ中で、経済問題で共和党に後れを取っていると、一部の党員は懸念している。有権者にとって経済が重要だという点や、有権者が経済に関して共和党を支持していることが世論調査で示されていることを踏まえ、党派色のないアナリストらは共和党が下院で過半数を奪うとの確信を深めている。一方、上院での過半数の行方はふたを開けてみるまで分からないとみられている。
米民主候補は経済重視を 党有力者らが助言 中間選挙
多くの候補者はインフレへの言及を避けてきた
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