フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、1500ドル(約22万円)の「素晴らしい」仮想現実(VR)ヘッドセットの価値を世界に売り込みたがっている。しかし、それよりも先に売り込むべき多くの他の数字がある。メタは26日発表した7-9月期(第3四半期)決算で、売上高が前年同期比4%減と2四半期連続で減収となり、純利益が同52%減となったことを明らかにした。10-12月期(第4四半期)は減収率がさらに拡大するとの見通しを示しており、その予想レンジの中間値は約7%となっている。一方、メタは経営効率向上に向けてさまざまな変更をすると主張しているものの、通期の経費見通しはほとんど変わっていない。さらに、同社が力を入れる仮想空間「メタバース」関連の開発を担うリアリティーラボ部門についても、来年は営業損失が大幅に拡大するとの見通しを示した。