ドトールPhoto:Diamond

コロナ禍の収束を待たずに、今度は資源・資材の高騰や円安急進が企業を揺さぶっている。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、7〜9月度のカフェ・レストラン編だ。

ドトール、サンマルク、コメダ
「勝ち組1社」はどの会社?

 カフェ・レストランの主要3社が発表した7〜9月度の月次業績データは、以下の結果となった。

◯ドトール(ドトール・日レスホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
 7月度:前年同月比109.5%(9.5%増)
 8月度:同119.1%(19.1%増)
 9月度:同118.4%(18.4%増)

◯サンマルク(サンマルクホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
 7月度:前年同月比111.5%(11.5%増)
 8月度:同124.8%(24.8%増)
 9月度:同127.4%(27.4%増)

◯コメダ珈琲(コメダホールディングス〈HD〉)のFC向け卸売売上(既存店)
 7月度:前年同月比96.1%(3.9%減)
 8月度:同105.8%(5.8%増)
 9月度:同110.2%(10.2%増)

 9月度の業績において、今回取り上げるドトール、サンマルク、コメダ珈琲の3社全てが前年度の実績を超えた。しかし、これを見て「カフェ業界は絶好調」と考えるのは早計だ。各社の実績を時系列で分析すると、実態はまるっきり違う。

 実はこの増収が「本物」である勝ち組企業1社と、「見せかけ」でしかない負け組企業2社に分かれている。勝ち組企業はどれか、予想はつくだろうか。次ページで答えを解説しよう。