アラブ首長国連邦(UAE)は9月、シェイク・タフヌーン・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン国家安全保障顧問をサウジアラビアのリヤドに派遣し、同国の皇太子が米国を怒らせ、石油生産国がロシアの同盟国とみなされる危険性のある石油減産を推し進めないよう説得する極秘任務を与えた。この訪問を知る複数の関係者が明らかにした。関係筋によると、UAE大統領の弟であるシェイク・タフヌーン・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン氏は、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談し、減産は経済的に必要ないという米政府の見解に同意していることを伝え、地政学的な影響を警告した。ムハンマド皇太子は意見を変えなかったという。
OPECプラス減産前にUAEがサウジに反対=関係筋
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