米動画配信サービス「HBOマックス」の新しいトップは、もっと多くの観客に映画館に足を運んでもらいたい。この思いは、それほど奇妙なことではないだろう。米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)のデビッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)は3日、第3四半期(7-9月期)決算の電話説明会で劇場公開映画の重要性について改めて強調した。巨費を投じてストリーミング専用のブロックバスター作品を作るのとは真逆の動きだ。ザスラフ氏はまた、こうしたストリーミング専用作品が「(自社が運営する)HBOマックスの視聴者数やリテンション(つなぎ留め)率、配信サービスへの愛着にほとんど貢献していない」と付け足した。
米国の映画館、コロナ前に戻る日はいつか
2023年に劇場公開予定の大作、業界回復のドラマをけん引する可能性も
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