成功率96.6%のダイエットとして、今、話題の書「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)。ダイエットにつきものの「我慢」や「意志力」が不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて2度とリバウンドしない体が手に入るのは、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。本連載では、本書の中から、「自然に痩せる」ためのさまざまなコツを紹介していきます。

【3か月で自然に痩せる!】何か口寂しい…、甘いものが食べたい…、そんな時に食べるといいものは?Photo: Adobe Stock

なめると空腹感が緩和されるものとは?

 甘いものをしょっちゅう食べたくなる理由は、血糖値にあります。血糖値とは、血液中にあるブドウ糖の濃度のことで、空腹感がある状態=血糖値が下がっている状態です。淡水化物やスイーツなど糖をたくさん含む食べものをいきなり食べると血糖値は急上昇します。すると細胞に糖を取り込むインスリンが大量に分泌されて、脂肪を蓄積しやすくなります。

 糖質が多い食事を継続的にしていると血糖値の乱高下が起き、低血糖となって強い空腹を感じます。その時にドカ食いをすると血糖値が再び乱高下し、またすぐに空腹を感じて食べ過ぎるということが繰り返されます。糖質中毒の人は継続して甘いものを摂り続けているため、血糖値の上下が激しくなり、空腹を感じる時間帯が多くなってしまうのです。

 この空腹感は、「このままでは栄養が不足して危険」という人間の生存本能なので、逆らうことは困難です。とはいえ、クッキーやケーキを頻繁に食べていたら太るのは当然ですよね。

ゼロカロリーのラカントの飴がおすすめ

 だから、甘いものを食べたくなったらゆっくり飴をなめましょう。ゆるやかに血糖値を上昇させることができるので、強い空腹感が緩和され、我慢できずに食べ過ぎてしまうというリスクが減ります。ゼロカロリーのラカントの飴がおすすめです。食後に甘いものが食べたい時にも有効です。

 血糖値が安定すると、暴飲暴食が減り、食後の眠気を防げたり、集中力がアップしたり、イライラが減少したり‥‥‥と、メリットは計り知れません。

*本記事は「3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」から、抜粋・編集して構成したものです。

著者/野上浩一郎

治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と、600人のダイエット指導実績あり。

監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。