イーロン・マスク氏によるツイッター買収を受け、米議会で民主・共和両党の対立が深まっている。民主党は同プラットフォームのセキュリティーについて懸念を示す一方、共和党はこれについて、保守的な意見を締め出そうとする民主党の見え透いた試みだと主張している。ジョー・バイデン米大統領を含む一部の民主党議員らはマスク氏によるツイッター買収に言及しており、一部の民主党議員は、最近実施された人員削減によりユーザーの個人データを保護する機能が損なわれる可能性もあると指摘している。米下院議長への就任が有力視されているケビン・マッカーシー下院院内総務(共和、カリフォルニア州)をはじめとする共和党議員らは、マスク氏がプラットフォーム上で保守派にも発言の場を提供しようとしているため、民主党議員らが批判の声を上げていると指摘。マスク氏は最近、ドナルド・トランプ前大統領のアカウントを復活させている。