子どもたちが生きる数十年後は、いったいどんな未来になっているのでしょうか。それを予想するのは難しいですが「劇的な変化が次々と起きる社会」であることは間違いないでしょう。そんな未来を生き抜くには、どんな力が必要なのでしょうか? そこでお薦めなのが、『世界標準の子育て』です。本書は4000人を超えるグローバル人材を輩出してきた船津徹氏が、世界中の子育ての事例や理論をもとに「未来の子育てのスタンダード」を解説しています。本連載では本書の内容から、これからの時代の子育てに必要な知識をお伝えしていきます。

世界標準の子育てPhoto: Adobe Stock

子どもの甘えたい気持ちに共感してあげる

 子どもが2歳前後になり、思考力や運動能力が育ってくると「自立」への道を歩み始めます。

 どの子も自分の力で試してみたいという「自立心」を持っているのです。

 しかし同時に、親から離れることへの不安や寂しさも感じており「自立」と「甘え」の狭間で気持ちが揺れ動いています。

「もっと自分でやってみたい、でももっとお母さんに甘えていたい!」

 そんな相反する気持ちをうまくコントロールできずに情緒不安定になっているのです。

 その結果「イヤッ!」を連発したり、少しでも気に入らないことがあると泣きわめいたりします。

 子どもの反抗的な態度は「甘えたい」気持ちの裏返しだと思ってください。

 親はそんな子どもの気持ちを察し、「甘えたい欲求を満たしてあげる」ことが大切です。

 子どもがかんしゃくを起こした時はギューッと抱きしめて「ママは◯◯ちゃんが大好き!」と伝えてください。

 そして落ち着いてきたら「◯◯ちゃんはママの宝物よ!」と子どもを受け入れる言葉をかけてください。

 子どもが「イヤッ」を連発した時には目くじらを立てないこと。根気強く、やさしく説得してあげましょう。

 子どもと目線を合わせて、なぜ行動を変更しなければいけないのか、理由をわかりやすい言葉で教えてあげてください。

 決して子ども扱いせず、感情的にならず、落ち着いて大人と話すように諭してあげましょう。

 それでもかんしゃくがおさまらない時は、「最終手段」です。

 子どもをこちょこちょして笑わせてください。親であれば子どもの笑いのツボを知っているはずです。

 親が頭から煙を出していても子どもは従ってくれません。笑わせて気持ちが切り替われば親の言葉を受け入れる余裕が生まれます。