心理学者のマリアクリスティーナ・ニマフロー氏は先月、企業幹部を対象にしたオンライン講義に最善を尽くしたが、誰もいない教室では数分ごとに省エネスイッチが入り、照明が消えた。ついに同氏は動作検知スイッチを作動させるために立ち上がるのに疲れ、携帯電話のライトで顔を照らした。ロシアは今秋、欧州向け天然ガス供給の多くを停止した。戦争でウクライナを支援することは耐えられないほど不快になるかもしれないと、欧州の人々に示そうとした。だが、ドイツ人が倹約好きなことを忘れていたようだ。ドイツ人の多くは質素倹約を国民性の一部と考え、特売品を買いあさるのは生活の中で当たり前となっている。そのためエネルギー危機にも積極的に取り組み、かつてないほど創造的な方法で消費量を減らしている。今のところ成果は上々だ。
省エネ競うドイツ人、危機下の「新スポーツ」
ロシアのガス供給削減を受け、プールの水は冷たいままでクリスマスの照明も見送り
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