トップアイドルが醜聞の“責任”を取って丸刈りで謝罪――。衝撃的な姿がYou Tubeで公開されたのは1月31日のこと。その後、さまざまな意見を受け、AKB48の運営は動画を削除している。国内だけではなく海外でも報じられ、話題を呼んだこの件。ネット上ではどのような意見が交わされているのだろうか。
海外でも報道された
“丸刈り”の衝撃と批判
ヤフーのクリックリサーチでは、当日の1月31日から「AKB48の峯岸みなみが一部週刊誌の熱愛報道を受けて、研究生に降格。謝罪のために丸刈りになりました。この行為、どう思う?」という質問を開始。リサーチ開始から4時間で約5万件の回答が寄せられる反響ぶりとなった。投票はその後も増え続け、2月4日14時頃までに32万2350票が集まっている。この時点での結果は、「やりすぎだと思う」(70%)、「やりすぎとは思わない」(30%)だった。
丸刈りの報道直後から、ツイッターなどネット上では意見が活発に交わされ、著名人もこれに関して発言している。
「AKB48の異様性の正体 峯岸みなみ氏は被害者ではない AKB48商法の加害者だ(猪野亨氏)」、「峯岸みなみはバイソン木村を超えた? AKB48とはプロレスであり、ブラック企業であり、昭和の男社会である(常見陽平氏)」、「女性の丸刈りを映す2つの異様な写真--AKB48峯岸みなみ、ロバート・キャパ(石井孝明氏)」など、軒並み丸刈りを否定的に捉えた言説が多く、時節柄か体罰と結びつける言及をした識者もいた。
さらに批評家の東浩紀氏が「真の問題は、本人承諾しているからOKというノリで体罰公開してアテンション集める下品な商売が社会的に認められるのかどうかってこと」など、騒動に批判的なツイートをしたことは、フランス・AFP通信で取り上げられたという。