墓じまいイメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

少子高齢化やライフスタイルの変化の中で、親から受け継いだ墓をどう守るのか。お墓を閉じ、遺骨を別の形で供養する「墓じまい」が注目されている。その形式や費用、そしてその後の供養のあり方まで、いま考えておくべき視点を探る。※本稿は、吉川美津子『墓じまい 何をすればいいのか、教えてください!』(WAVE出版)の一部を抜粋・編集したものです。

これを知ればひと安心?
「墓じまい」の基礎知識

「閉眼供養」と「開眼供養」は、墓じまいや納骨の際によく行われる儀式です。遺骨が納められたお墓には、仏様やご先祖の魂が宿っているという考え方があり、墓石をただの石に戻す儀式として閉眼供養を行います(浄土真宗の場合は、お墓や仏壇に魂が宿るという考え方をもたないので、「遷仏<座>法要」「納骨法要<慶讃法要>」になります)。

 特に寺院墓地の場合、閉眼供養をしないと遺骨を取り出せなかったり、石材店が解体作業を引き受けてくれなかったりすることがあります。できれば家族が立ち会うのが望ましいですが、都合がつかない場合は石材店が代理で立ち会うことも可能です。

 一方、開眼供養は、改葬先で納骨を行う際に、新たなお墓に魂を迎えるために行われます。こちらも、僧侶に読経してもらいます。