日本の岸田文雄首相による13日のホワイトハウス訪問は、今年最も重要な外交イベントになるかもしれない。米国とその最も重要な同盟国である日本は、増大する中国共産党の脅威に直面する中で、防衛協力を一層緊密なものに強化する。日米が通商・経済関係のことも忘れていないことを期待しよう。
アントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官は11日、日本の外相・防衛相と会談した。主な議題は最近公表された日本の国家安全保障戦略など安保関連3文書だ。3文書の中で日本政府は、これまで国内総生産(GDP)比1%とされてきた防衛関連費を2027年までに同2%に増やす目標を掲げている。
中国は太平洋を支配することを狙い、巨大なロケット軍と外洋海軍の構築を進めている。軍事演習も拡大しており、オースティン長官は米国や同盟国の軍隊に対する中国の危険な妨害が「急激に増加」していると警告した。