米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは複数の自動車メーカーと共に配車・宅配事業向けの低価格EV(電気自動車)を開発している。保有車両のEV化に向けた取り組みの一環だ。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は19日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベントで、ウーバーが市街地での乗客の運送や配達に適した車両の開発を巡りメーカーと協力していると語った。ライドシェア用の車両は最高速度を低くし、乗客同士が向き合うような座席配置にすると話した。「例えば多くの車に備わっている最高速度は、市街地でのライドシェアの運転には必要ない」とし、「これで性能を落とすことができ、そうすれば最終的なコストも低減できる」と説明した。