成功率96.6%のダイエットとして、今、話題の書「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)。ダイエットにつきものの「我慢」や「意志力」が不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて2度とリバウンドしない体が手に入るのは、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。本連載では、本書の中から、「自然に痩せる」ためのさまざまなコツを紹介していきます。

【3か月で自然に痩せる!】辛いものが食べたい時、ダイエットに効くあの食品とは?Photo: Adobe Stock

キムチを食べて脳を鎮めよ

「甘いものは大丈夫だけど、辛いものは無性に食べたくなる」という人がいます。手軽だからと辛いスナック菓子を食べていると、中毒に陥ってしまうかもしれません。

 というのは、辛いものを食べたい時、体が本当に欲しているのはカプサイシンだからです。カプサイシンは、主に唐辛子に入っている成分で、エンドルフィンを分泌させる働きがあります。

 ところが、スナック菓子は辛み成分を添加しているだけで、カプサイシンは入っていないケースが数多くあります。

 このように、体が本当に欲しているものではなく、少しずれたものを与え続けていると、いつまでも欲求がおさまらず中毒に陥る可能性が高くなります。

 したがって、辛いものを食べたくなったら、カプサイシンが含まれている食品を食べてください。そうすれば体が落ち着きます。

カプサイシンには脂肪を燃やす効果がある

 しかも、カプサイシンには、脂肪を燃やして熱産生を促す効果があることが、最近の研究で明らかになっています。

 カプサイシンのような辛み成分を食べると、体が熱くなりますよね。それは、食事誘発性熱産生(=DIT)量が増加するから。ちょっと難しい話ですが、簡単に言うと、運動をしなくても、食べるだけで代謝を高めて、エネルギー消費が増えるということです。

 だから、辛いものを食べたくなったら、カプサイシン入りのものを食べましょう。

 私のおすすめはキムチです。キムチの材料である白菜は低カロリーで食物繊維が豊富なうえ、キムチにすることで乳酸菌も摂れるため、腸内環境も整います。

 *本記事は「3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」から、抜粋・編集して構成したものです。

著者/野上浩一郎

治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と、600人のダイエット指導実績あり。

監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。