米下院共和党は25日、バイデン大統領の息子であるハンター・バイデン氏が関わった商取引を巡る調査を強化しており、その一環としてハンター氏による自作絵画の販売について詳細を求めた。下院監視・説明責任委員会がハンター氏の画商であるジョルジュ・ベルジェ氏に書簡を送付し、調査の協力を要請した。米下院共和党は少数派だった時期にもベルジェ氏に同様の要請を行っているが、ベルジェ氏はこれまで応じてこなかったと話している。だが、共和党が過半数を奪還したことで今回の要請の重みが増し、議会による召喚状の発行につながる可能性もあるという。委員会のジェームズ・コマー委員長(共和、ケンタッキー州)はこの書簡でベルジェ氏に対し、「ハンター・バイデン氏が芸術家としては素人であるにもかかわらず、自分の作品を販売して法外な報酬を受け取り、買い手が誰かは不明のままだ。これらの収益性の高い取引の記録を知っているのはあなただけのようだ」と記した。