米連邦準備制度理事会(FRB)は1日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き上げ4.50~4.75%とすることを決めた。インフレ抑制の取り組みを継続するため、次回会合でも利上げを実施する姿勢を示した。今回の利上げは7会合連続。昨年は12月に0.5ポイント、11月には4会合連続で0.75ポイントの異例の大幅利上げを実施していた。FRB当局者は最近のインフレ統計の改善を認めた一方、会合後に発表した政策声明では今後の利上げに関する指針を大きく変更することはなかった。FRBは政策声明で、「委員会は十分抑制的な金融政策スタンスを実現するために、目標レンジの引き上げを継続することが適切だとみている」とし、昨年3月以降の声明文と同じ文言を踏襲した。
FRBが0.25ポイント利上げ、追加引き上げ示唆
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