フランスの特殊部隊が1月、イエメン民兵向けにイランが供与しようとしていた武器や弾薬を押収していたことが分かった。作戦に詳しい関係者らが明らかにした。当局者らによればフランスの軍艦は1月15日、イエメン沖合で密輸船の疑いがある船舶を停止させ、特殊部隊が乗船。3000丁以上のライフルや50万発以上の弾薬、また対戦車誘導ミサイル20発を発見したという。今回の作戦は米軍と連携して実施されたもので、中東地域に密輸される兵器への対処にフランス政府がより積極的な役割を果たしていることの現れとなる。フーシ派に兵器を運ぶ密輸船の取り締まりはこれまで米軍が指揮していたが、現在はフランスに加えて英国もより大きな役目を担っている。