世界最大の建築プロジェクトはいかにして機能するのか(あるいは機能せずに失敗するのか)を学ぶには、レゴから始めるといい。デンマーク企業のレゴは1950年代、1つの製品を事業の中心に据えることを決め、将来の帝国の基礎となるようなおもちゃを探した。選んだのは色彩豊かなプラスチック製ブロック玩具だ。子どもたちはずっとこのブロックで想像力を膨らませてきた。それは賢明な選択だった。企業戦略にもうってつけだった。レゴは小さなものをはるかに大きなものに変えた。「全てのプロジェクトリーダーはこう問うべきだ。数多く集めれば大きなものを組み立てられる、小さなものとは何だろうか」。英オックスフォード大学の経済学者ベント・フリウビヤ氏はそう話す。「われわれのレゴは何だろうか」
巨大プロジェクトの失敗率99% 成功の鍵はレゴに
「メガプロジェクト」を長年研究してきた経済学者がアドバイス
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