米アルファベット傘下のグーグルは8日、当地でのイベントで、人工知能(AI)を活用した新たな検索・地図機能を提供すると発表した。前日にはマイクロソフトがチャットボット(自動応答システム)「チャットGPT」に使われている技術を検索エンジン「Bing(ビング)」に搭載すると表明していた。このところ多様なコンテンツを生成できるAIを利用したツールの商品化を急ぐ動きが企業の間で出ている。グーグルはこの日、AIを検索に応用し、「どの星座が最も見応えがあるか」など唯一の正解のない複雑なクエリーに長いテキストで応じられるようにする計画を示した。また、画像と動画による検索機能を拡充し、例えば携帯電話上の画像がどの名所のものであるかを特定できるようにすると説明した。この機能はグーグルのモバイル基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載端末だけに提供する予定だ。