米メディア大手FOXコープのラクラン・マードック会長兼最高経営責任者(CEO)は、ニューズ・コープとの再統合を見送ったことを受けて、合併・買収(M&A)をより積極的に追求して行く構えを示した。  マードック氏はFOXの決算に関する電話会見で「M&Aは当社のツールキットのより重要な部分になる」と話した。  また、FOXには約40億ドル(約5200億円)の手元資金があるとし、「チャンスが生じれば乗じる好位置」につけていると語った。  FOXとニューズは再統合案を先月撤回したが、この判断については詳述しなかった。